本日、国際的に事業を展開する不動産サービスプロバイダーのサヴィルズは、米国不動産投資銀行ファームGranite Partners LLCの買収を発表した。初期対価は、全体の75%にあたる5,400万ドル。残額については、5年間の剰余収益を条件とし、今後2年間のEBITDAの業績によって総額8,460万ドルを上限額として取り決めがなされている。剰余収益に加え、従業員保持のための長期インセンティブの取り決めも設けられており、これについてもサヴィルズが資金を調達することとなっている。
Graniteは、ニューヨークを拠点とし、主として共同経営者が所有をする不動産投資銀行ファーム。1996年John D. LyonsとGerard V. Masonにより設立され、アメリカ国内のおける商業用不動産を中心にインベストメント・セールス、負債・資本運用、アドバイザリー・サービス等を提供している。彼らの業務は、アメリカをはじめカナダ・カリブ海流域にわたって行われており、主要取引先には、Babcock & Brown、Blackstone Group、General Electric Corp、Goldman Sachs Archon/Whitehall、Health Care Property Investors, Inc、ING/Clarion、JPMorgan and Morgan Stanleyなどが名を連ねている。
主要な取引として、ワシントンD.C.ユニオンステーションのオフィス/店舗の売却160万ドル、Lightstone GroupによるPrime Group Realty Trust買収889万ドルなどがあげられる。
Graniteの現在の従業員数は、18名。彼らは様々な不動産業界でのバックグラウンドを持ち、オフィスだけに限らず、医療オフィス、店舗、ホテルなどを含む多様なタイプの不動産取引に関与し、210億ドル超の取引を行った業績を持つ。
2006年12月31日時点でのGraniteの売上高は、1,540万ドル、EBITDAは890万ドル。総資産940万USドル。アメリカ市場での地位確立を目指すサヴィルズは、今後さらに多額の投資を予定している。この買収により2008年にはさらに多額の収益が見込まれる。
Trammell Crow社との業務提携解消後、Granite買収というアメリカ国内における直接的な投資は、サヴィルズが目指しているビジネス戦略を実現させるものとなるだろう。
今後はGraniteのJohn Lyonsがサヴィルズ社北米のチーフエグゼクティブに就任、サヴィルズのSimon Hopeが役員レベルでの責任を担うこととなる。